こんにちは。船原です。
会社を経営していて
一番必要にもかかわらず、
一番必要じゃないものって、
何かわかりますか??
なんか、なぞなぞみたいですね。
一瞬でわかった人もいらっしゃると思いますし、
うーんうーんと唸っている人もいらっしゃると思います。
ちなみに正解はいっぱいあるのですが、
今日のお話に関しては下記が正解です。
ズバリ。
現金。
です。
「え!現金って重要じゃないのですか?」
という声が聞こえてきそうです。
はい、重要です。
重要ですと言うか、
超×100重要です。
会社の血液みたいなものなので、
現金がないと会社は動きません。
仕入れもできないし、
備品も変えないし、
お給料を出すこともできません。
・・・が、
現金は、
同時に必要じゃないものでもあります。
それはなぜか?
というと、
現金はつまりは利益を生み出す源泉なのですが、
そのままでは利益を生み出しません。
何かに形を変えないといけません。
例えば、
物販ビジネスをされている人なら、
現金を在庫に変えることで
売上を利益を増やすことができます。
現金を広告に変えることで
売上と利益を増やすことができます。
現金で優秀な従業員さんを雇うことで、
売上と利益を増やすことができます。
現金はそのままおいておいたら、
銀行の単なる数字なのですが、
それが形を変えることで
利益を生み出す源泉にすることが可能です。
同じ1000万円を持っている人がいるとして、
その1000万円を大事に保管し続けて、
1年が経過した人。
その1000万円のうち500万円を在庫に変え、
200万円で従業員を雇い、
300万円の広告を売って、
1年間回し続けた人。
後者のほうが売上と利益を大きく上げる確率は高いです。
金庫に現金を残しておいても仕方ないので、
どんどん利益を生み出すものに突っ込んでいく必要があります。
・・・のですが、
そこもまた問題点があります。
それは
どこまで現金を突っ込むか?ということです。
このバランスが
経営では非常に難しいです。
というのも、
あまりに突っ込みすぎると現金がなくなり
経費もお給料も払えなくなってしまいます。
突っ込まなさすぎると売上と利益が減ってしまいます。
なので、
手元にあるお金をどこまで突っ込むのかが
重要になりますね。
そんな感じで、
要は現金をおいておいても仕方ないわけですから、
次の利益を生み出すものに変えたほうがいいのですが、
それをどのくらいやるのかということが重要ということですね。
ちなみに当社は、
突っ込みすぎて現金がなくなりやばいです(汗)
その分、利益は出ているのですが、
キャッシュフローがスレスレの状態は
精神に悪いですね。
どこに突っ込みすぎたのかは把握できているので、
適正範囲に戻していくのですが、
それも戻しすぎると利益が生み出せなくなるので、
困ったところでもあります。
ただ、
こういう出し入れが経営の面白いところですね。
ちなみに、
物販の企業で
利益のために現金を必要とするけれど、
その分、キャッシュフローを圧迫してしまう要因は
在庫
と
売掛金
です。
この2つが大きくなると、
いくら利益が出ていたとしても
お金がないという状態になりますので、
「最近金ないなー」
と実感が有るのでしたら、
上記の2つの数値をモニタリングしてみてください。