こんにちは。船原です。
最近、
息子がジブリの映画を見るようになりました。
特に「天空の城ラピュタ」には機関車がでてくるので、
電車好きの息子は
「電車!電車!」
とか
「線路壊れちゃう!」
とか叫んでいます。
30年前、
自分が見ていた映画を
(特にラピュタは大好きで1000回は見たと思う)
息子が普通に見ているというのは
なんか面白いですね。
さて、話は変わって、
天空の城ラピュタの映画公開時のコピーが
「ある日、少女が空から降ってきた・・・」
なのです。
このコピー、正直どうでしょう?
糸井重里氏がジブリのコピーを担当するようになったのは
確かトトロからだったと思うので、
それ以前は糸井重里氏ではないはず??
(詳しい方教えて下さい)
船原は大人になってからこのコピーを知って
正直、イマイチと思いました。
この映画が持っている魅力を伝えきれてないなと。
知らない方のために映画のあらすじを5行でお話すると
パズーという少年の仕事場にシータという少女が空から降ってきて助けた
シータは海賊と軍隊に何故か追われていた
パズーとシータは海賊側と協力してラピュタという空に浮かぶ島に行った
パズーとシータはムスカという軍の人とラピュタでいろいろやりあった
パズーとシータが呪文を唱えるとラピュタは崩壊した
という話です。
ぜひ見てみてください。
船原のような子供っぽい性格の人は大好きと思います。
監督である宮崎駿氏が伝えたかったのは
行き過ぎた文明が滅びる様子とか
空を飛行機械が飛ぶときの爽快感とか
そういうものだったのかなーと思うので、
このコピーはどうなのー?と思っていました。
しかし、
最近になって、
船原も人間の円熟味が増してきたからか?
じわじわわかるようになってきました。
船原は、
「チャンス」
をつかむためには、
大きな目標はあってもいいけれど、
目の前のタスク的な目標はある程度ゆるいほうがいいんじゃないか?
と思っています。
目の前のことに精一杯すぎると、
チャンスが来たとしても、
それがチャンスとわからずにスルーしてしまうことも多いからです。
(今やってることのほうが忙しいし重要なので)
では、ある時、
目の前に空から少女が空から降ってきたらどうすればいいのでしょうか?
基本、
毎日忙しい人は
スルーすると思います。
なぜなら、
空から少女が降ってくることはありえないですし、
助けていたら次の予定に遅れてしまうからです。
(上司に怒られますしね)
しかし、
パズーは空から降ってきたシータを偶然助けたことによって
自らの念願であるラピュタに偶然行けることになりました。
パズーは少女が空から降ってきた時に
「これからどんな楽しいことが始まるのかとワクワクした」
と言ってます。
パズーは空に憧れて、
自分で飛行機を作るレベルの少年だったので
空から少女が降って来たらワクワクするのでしょう。
実は父親がラピュタとちょっとした関係があり、
自分もラピュタに行くという大きな目標を掲げて生きていたので、
空から降ってくるということに反応したんだと思います。
そして、
チャンスをつかみました。
ま、映画の話ですが。
そこまで真剣に考える必要もないかもしれません。
ただ、
「ある日、少女が空から降ってきた・・・」
というコピーは
この映画の始まりを告げる良いコピーだなと
今になって思いました。
あそこでスルーしてたら終わってますからね(笑)
さて、
実はこういう話はビジネス業界ではいろいろあります。
偶然が大成功を生むことは良くあります。
例えば、
コカ・コーラは、
とある薬局の従業員さんが薬を混ぜて美味しそうに飲んでいたのを見て、
そこの経営者が開発したようです。
普通はスルーしますけどね・・・
というか、従業員さんが薬混ぜて飲んでいたら怒りますけどね。
でも、その経営者はその偶然からチャンスを掴み
世界一のブランドを作り上げました。
チャンスなんて誰の前にでも普通に訪れているわけです。
問題は、
それをつかむかどうかです。
ちなみに、
つかんだ時に、それがチャンスであると認識することは難しいと思います。
あとから振り返って
「あれがチャンスだったんだなぁ」
と思い返すことでしょう。
ラピュタに行くことができたのは
あの時、空から少女が降ってきて、それを助けたからだなぁと、
後になってから思います。
今はわからないです。
ただ、
今と同じことを延々と続けていても
チャンスをつかむことはできないということですね。
基本的には
「いつもと違う突発事項」
が起こりますので、
それがチャンスである可能性が少なからずあるということでしょうか。
ビジネスをしていても
なんかいつもと違って鬼のように反応がある・・・
ということに出くわすことがあると思います。
それがチャンスからもしれません。
そうかもなーと思ったら
「全力で」つかみにいくしかないですね。
中途半端じゃなく
全力でいかないと!
今、目の前にあることを
コツコツと続けていくことも成功の秘訣ではありますが、
時折、必ず飛躍のチャンスがあるので、
そういう大きなステップを着実につかんで、
前に進んでいきたいですね。
ということで、
大きな目標はあったほうがいいけれど
(ラピュタに行きたいレベル)
小さすぎるものはなくてもいいのかなーと思ってます。