こんにちは、船原です。
起業した当時のことを思い返していました。
運良く、物販に巡り会えた僕は、
ebayから商品を仕入れて、
ヤフオクで販売するという手法で、
年商1億円くらいを企業初年度に上げました。
資金が3万円くらいしかなかったので、
全部、クレジットカードで仕入れて、
支払日が来る前に販売するという手法で、
まったくの無からお金を作り出す感じで頑張っていました。
当時はAmazonも今のようなマーケットプレイスではなく、
単なるオンライン書店です。
メルカリもバイマもありません。
ヤフオクと楽天くらいが、
ネットで商品が確実に売れる場所でしたねー。
(あ・・・ビッダーズ・・・)
EC化率も今よりかなり低くて、
市場としては半分以下だったと思われます。
それでも、
そもそも売る人が少なかったので
僕みたいな素人でも意外と通用して、
利益を上げることができていました。
その起業当初と今を比較して、
漠然と考えていました。
最近は考えて、
方向性を示すことが仕事になっています。
この方向性が間違えてしまうと、
当社の業績がかなりやばくなります・・・
・・・で、
今と昔、
何が違うのかというと、
やっぱりセラーのレベルがどんどん上っているということです。
これは、
「初心者が参入して成長すること」
が段々と難しくなっていることを意味しています。
いや、
参入自体の障壁は以前よりも相当下がっていまして、
さらに利益を上げるのも難しくはなくなっているのですが、
そこから上を目指すときに立ちはだかる壁がかなり大きくなっている感じです。
今まで、
初心者と中級者のレベルの差って、
あまりなかったです。
あったとしても、
資金量と人材の量くらいでした。
この2つは根性があれば、
初心者でも頑張ったら中級者に勝てる部分でして、
逆に中級者としては、初心者が頑張って攻めてきたら苦しい部分です。
ただ、
ここ10年で参入した人の多くが、
現状では中級者以上になっていて、
経験値も上がってきています。
10年前は、みんな初心者でしたから、
ある意味横並びで、
リスクとれたら勝ちみたいな感じでした。
今は、
リスクを取るのはもちろんのこと、
その中でクオリティの高い仕事をした人が勝つという状況になっています。
一例を言うと、
例えば、アパレル系の商品写真とかを考えた時に、
初心者はタオバオの写真をそのまま使いますが、
中級者以上は必ずモデル写真を自分で撮影して使います。
消費者はクオリティの高い方の商品を買いますから、
初心者の商品は安かったら売れるのですが、
なかなか高く売ることはできませんね。
また、
プラットフォームはできることが限られている分、
まだ初心者と中級者以上のレベルの差は出にくいのですが、
ネットショップや楽天になると
実質的に初心者の参入がかなり難しくなっています。
プロが相当プロっぽいことをしているので、
勝てないのです・・・
ということで、
今、初心者の人が、
中級者以上になりにくくなっているという現状があるかなーとは思います。
ただ、
以前よりもEC化率は上がっていて、市場も大きいので、
中級者以上になれば、そこから売り上げは青天井です。
当社のネットショップも月商4000万とか普通に行きますし、
うまく施策がハマれば、昔よりも当たったときの売り上げが大きくなってますね。
・・・で、
では今と昔、どっちがいいのか?
昔は初心者でも結構利益を出すことができた、けど市場は小さかった。
今は初心者から中級者以上になるのが難しくなった、けど市場は大きくなっている。
僕はやっぱり、
後者の方、つまり、今の方がいいなーと思います。
前は、
どれだけ頑張っても年商10億とか、夢でも出てきませんでしたからね。
今では、
物販で月商1億もいけてしまう感じです。
頑張った人がどんどん報われる時代になっています。
今後も、その流れは加速するので、
ぜひ知識と経験を積んで、
中級者以上にグレードアップしましょう。